プロジェクトの目的

「ジュニア衛星プロジェクト」は、e-kagakuが目指す「産業界と教育界が連携するICT人材育成」を具体化したもので、スポーツと同じようにジュニアとプロが同じ道具とゴールを共有し社会が求める人材を発掘・育成しながら新しいビジネスを創出することを目的としています。

プロジェクトのポイント

世界初!低軌道帯でのレーザ測距ができる超小型人工衛星をジュニアが製作する「e-kagakuジュニア衛星プロジェクト」ついに宇宙空間への放出成功。
e-kagakuが作製する”e-kagaku ジュニア衛星”にJAXAが開発した“mini-Mt.FUJI”を搭載し、宇宙ゴミの軌道上実証実験を実施するという世界初の試みです。※弊団体調べ
そのデータは宇宙ゴミの軌道シミュレーションや民間人の宇宙旅行に必須な宇宙保険の料率など、急成長する宇宙ビジネスに大きく寄与するものと考えられます。

衛星作製経験が全くない、小学生、中学生、高校生、大学生がオリジナル衛星を作製
スペースロボットコンテストという世代を超えたICTコンテストの結果や、自動運転などのAI/データサイエンス企業約70%が使用するMATLABのシンポジウム MATLAB EXPOで賞を獲得するなどの成果を出したメンバーを選出。設計、回路、プログラムなどを自分たちで作り上げた世界初の全ジュニア世代参加型衛星です。

オールジャパン型 衛星作製
今回の“mini-Mt.FUJI”搭載衛星の筐体は、どこにもないオリジナルです。これを日本の中小企業で高い技術を持つ石敏鐵工様に依頼。JAXA、三井物産エアロスペース(株)、MathWorks Japanの皆様の力も借りて、新しいビジネスシーズとICT人材育成を同時に行う、これまでにないプロジェクトです。

シンポジウム概要

日時: 2025年12月7日(日) 11:00 – 16:00

主催:一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会

プログラム:

2025年10月10日、5年に渡り制作してきたe-kagaku人工衛星IWATOをISSより放出しました。本シンポジウムでは、第1部は教育関係者、保護者向けに人工衛星を製作したジュニアによる成果発表を行います。ジュニアたちはそれぞれどんな役割を担ったのか、実際に打ちあがった時どのような感情がわいたのか、このプロジェクトに参加し学び成長したと感じたことを発表してもらいます。第2部ではビジネス(宇宙産業、ファンド関係者)向けに、プロジェクトの社会的意義や宇宙人材育成に焦点をあて、各界専門家による発表、パネルディスカッションを行います。このプロジェクトの目的、その達成度合い、得られた知見など、このププロジェクトの達成できたこと見えてきた課題を総括いたします。

当日はYouTubeでのライブ配信を行います(事前登録制)。

宇宙を学びの場とすることに興味がある教育関係者、保護者の皆様や、宇宙関連事業に携わる企業の皆様に広くご参加いただけますと幸いです。


【第一部】
基調講演①「なぜジュニアに人工衛星をチャレンジさせたのかー教育的見地― その目的と成果」」
北原達正 一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会 代表

ジュニア衛星プロジェクトメンバーによる発表
佐藤麗奈(高校2年)
白水瑛章(高校2年)
坂田悠真(大学1年)


昼休憩(12:50~13:30)

【第二部】
基調講演②「人工衛星をチャレンジさせたのかービジネス的見地― 宇宙人材育成がもたらす新規宇宙ビジネスの拡大」
北原達正 一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会 代表

ジュニア衛星プロジェクトメンバーによる発表
若尾大輔 プロジェクトマネージャー(大学4年)
飯田彬(大学1年)


パネルディスカッション「持続可能な宇宙開発を担う人材育成とは」
中村 信一 氏(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)追跡ネットワーク技術センター軌道力学チーム 技術領域主幹)
庵 智幸 氏(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)追跡ネットワーク技術センター研究開発員)
石川 実良 氏(石敏鐵工株式会社 代表取締役)
吉富 進 氏(一般社団法人日本宇宙フォーラム特別顧問、元JAXA宇宙環境利用センター長)
北原 達正(一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会 代表)

主催: 一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会

主催: 石敏鐵工株式会社

後援: 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、MathWorks Japan、三井物産エアロスペース株式会社


第1回ジュニア衛星シンポジウムの様子はこちら

e-kagakuの各種プロジェクト

e-kagaku Project (google.com)

<後援>

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