プロジェクトの目的
「ジュニア衛星プロジェクト」は、e-kagakuが目指す「産業界と教育界が連携するICT人材育成」を具体化したもので、スポーツと同じようにジュニアとプロが同じ道具とゴールを共有し社会が求める人材を発掘・育成しながら新しいビジネスを創出することを目的としています。
プロジェクトのポイント
世界初※のコーナーキューブリフレクタ(レーザー反射装置)を搭載した超小型衛星の打ち上げ
e-kagakuが作製する”e-kagaku ジュニア衛星”にJAXAが開発した“mini-Mt.FUJI”を搭載し、宇宙ゴミの軌道上実証実験を実施するという世界初の試みです。※弊団体調べ
そのデータは宇宙ゴミの軌道シミュレーションや民間人の宇宙旅行に必須な宇宙保険の料率など、急成長する宇宙ビジネスに大きく寄与するものと考えられます。
衛星作製経験が全くない、小学生、中学生、高校生、大学生がオリジナル衛星を作製
スペースロボットコンテストという世代を超えたICTコンテストの結果や、自動運転などのAI/データサイエンス企業約70%が使用するMATLABのシンポジウム MATLAB EXPOで賞を獲得するなどの成果を出したメンバーを選出。設計、回路、プログラムなどを自分たちで作り上げた世界初の全ジュニア世代参加型衛星です。
オールジャパン型 衛星作製
今回の“mini-Mt.FUJI”搭載衛星の筐体は、どこにもないオリジナルです。これを日本の中小企業で高い技術を持つ石敏鐵工様に依頼。JAXA、三井物産エアロスペース(株)、MathWorks Japanの皆様の力も借りて、新しいビジネスシーズとICT人材育成を同時に行う、これまでにないプロジェクトです。
シンポジウム概要
日時: 2024年6月23日(日) 11:00 – 15:00
形式:YouTubeによるオンライン配信(事前申込制。視聴をご希望の方は下記のフォームよりお申込みください。)
お申し込みはこちら
主催:一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会
プログラム:
シンポジウムでは、前半は人材育成的な側面を中心としたジュニア衛星プロジェクトの概要紹介、ジュニア衛星プロジェクトに携わる中高生とサポーターによる講演、後半は宇宙ビジネスの側面を重視した人工衛星の作製・打ち上げに携わっていただいている企業・団体の代表者によるパネルディスカッションを予定しています。
【第一部】
基調講演「世界初の低軌道帯でのレーザーレンジング衛星を全国のジュニアが作れた理由とその意義」
北原達正 一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会 代表
ジュニア衛星プロジェクトメンバーによる発表 「世界初のジュニア衛星”IWATO”開発のこれまでとこれから」
若尾大輔、吉野凛
昼休憩
【第二部】
ジュニア衛星プロジェクトメンバーによる発表
阪口瑛良、田中茜、松本慎太郎
企業講演「MBFから始まったISHITOSHIの宇宙部品加工事業」
石川実良 氏 石敏鐵工株式会社 代表取締役
パネルディスカッション「持続可能な宇宙開発を担う人材育成とは」
中西良太 氏 三井物産エアロスペース株式会社 航空産業本部 航空産業第三部 宇宙事業室 室長
中村信一 氏 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)追跡ネットワーク技術センター軌道力学チーム 技術領域主幹
秋山祐貴 氏 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)追跡ネットワーク技術センター軌道力学チーム 研究開発員
石川実良 氏 石敏鐵工株式会社 代表取締役
吉富進 氏 一般社団法人日本宇宙フォーラム特別顧問、元JAXA宇宙環境利用センター長
北原達正 一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会 代表
主催: 一般社団法人e-kagaku国際科学教育協会
後援: JAXA、三井物産エアロスペース株式会社、MathWorks Japan
協賛: 石敏鐵工株式会社
世界初のジュニア衛星を2024年に飛ばす!を本気で取り組んでいます。
第1回ジュニア衛星シンポジウムの様子はこちら
e-kagakuの各種プロジェクト
<後援>