2022年03月25日
SRC18 3次予選観戦記  今年は遠隔操作型ロボット!

小学生が2チーム、ベスト16に残りさらに決勝にも残りました。またベスト16メンバーの住所を見ても各地から勝ち上がっており、「いつでもどこでも誰でもICTを学べる社会」の実現に進んでいることを示しています。年齢に関係なくスキルを向上させるという観点では、初日と2日目にそれぞれパーフェクトを出したのが中学生と小学生であることがその実証かと思います。彼らは課題を受け取って20時間以内にパーフェクトを出しました。実はこの課題は大学生にも出しており、東大生がほぼ1日かかっているのです。現実的な問題解決、すなわちアイディアを実現させるまでの時間はあまり変わらないことを示しています。 

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今回の課題はプログラミングスキル、実践的な問題解決力に加え、コミュニケーション能力の重要性を実感できるものです。彼らの感想でも「コミュニケーションをとるのが難しかった」と発言しています。一方勝ち上がったチームの中には、「1日目より2日目の方が、説明の仕方がうまくできたと思う」「修正がすぐに取り入れられるように、プログラムをきれいに書き直した」など、わずか1日で大きな対応力を示したチームが見られました。このような具体的な対応は座学だけでは決して身につきません。 

今回の「リモート」をテーマとしたSRC18は、今年から始まる月面探査ロボットの遠隔操作や宇宙飛行士とフライトディレクターのように離れた場所での協働作業ができる人材育成に大きく効果を上げることができると証明してくれたと感じています。

地域的なことでは、4チームが北海道であること、海外留学生が参加していることが注目されます。特にフラミンゴは中東から日本の高校に留学している女子高生のチームですが、基礎的なスキルはしっかり習得していることが初日の3500点という高得点に表れており、その生徒の感想では「このようなコンテストにぜひ参加してみたかった」というコメントをもらっています。大会運営者・スタッフ一同たいへんうれしく思っております。 

この16チームは、スペースバルーンプロジェクト(成層圏探査プロジェクト)や、びわ湖環境プロジェクトなどの各プロジェクトにチャレンジする権利を有しました。また、依頼があれば高校、大学への特別推薦などのインセンティブ獲得のための実績として推薦状に明記いたします。今後の活躍に大きく期待したいと思います。 

明日はいよいよ決勝トーナメント! 使ったことのないローバーロボットが課題となります。エキサイティングな試合になることは間違いないでしょう。ぜひお楽しみに! 

中東から参加のフラミンゴ。現場のロボットの動きを確認しながら、プログラミングコードを作成。クルーに送信してダウンロードしてもらいミッション(課題)に挑む!